減画略字【】
[音] | チョ |
[訓] | はし |
《意味》
【箸】はし
食物を挟んで食べたり取ったりするための、細く短い一対の棒。
《箸にも棒にもかからない》はしにもぼうにもかからない
能力・程度が著しく劣っていて、手がつけられない。どうしようもないほどひどい。
《字体》
「(者)」は漢代の隷書の頃から点のない「者」が主流で、唐代の楷書もほぼすべて点なしの「者」。
「者」を含む「緒」「諸」「署」なども同様で、すべて点なしの「者」に従っており、点ありの「者」は手書きの楷書では用いられていない。
「字彙」や「康煕字典」が点ありの「者」を正字として採用しているのみである。
「者」に従う字体において、楷書の伝統である点なしの「者」を書いて差し支えない。